2018年11月28日

スーパースターである事の証明

その瞬間までは残留を争う全てのチームが勝ち越しており、引き分けでさえ許されない絶体絶命の窮地。
『トーレス』が鳥栖に来てくれた、その理由がすべて詰まったかのような逆転ゴール。 やはり彼は正真正銘のスーパースターですね。




気迫の伝わるプレーで試合全体を通して鳥栖が主導権を握る時間が多かったように思いますが、
一瞬の守備の緩みからリードを許す展開になるのはよくあること。
前監督のままであれば無策のままに時間だけが過ぎていく展開だったでしょうが、
後半早々に手を打ち『金崎』を投入してからは攻撃のスイッチが入ったように思います。
これ以上無いほどのプレッシャーの掛かる場面で、志願して蹴ったPKをキッチリと決めてくれました。
逃げ切りを狙う場面でも前線であれだけ身体を張ってくれると後方の負担が軽くなるでしょうね。

守備面で光ったのは、やはり『権田』。後半早々のCKからの決定的な2本のシュートを止めました。
決まっていれば試合が終わっていたと思うし、止めたおかげで逆転までの勢いがついたように思います。
途中投入の『三丸』は出場時間が短いながらも『久保建英』の進入を防ぐ好守備を見せてくれました。
『三丸』の方が『安在』より守備はいいかな。中盤も出来る『安在』はやはりスーパーサブ向きのように思います。

さて、残留争いは『鳥栖』『湘南』『名古屋』『磐田』の4つ(横浜も可能性あるけどほぼゼロに近いので除外)に絞られました。
あと勝ち点1で残留という位置まで来ましたが、『鳥栖』が『鹿島』、『磐田』が『川崎』、『名古屋』と『湘南』が直接対決と、
まったく読めない展開。ホントに日程君(Jリーグマッチスケジューラー)はいい仕事しますね(苦笑)

この試合を見て、やはり鳥栖はJ2に落ちてはいけないチームだと思ったものです。
いろいろな事がありすぎた1年でしたが、最後には笑って終われるはずだと、選手たちの頑張りを信じています。
  
Posted by QED at 23:09Comments(0)サガン鳥栖

2018年11月11日

攻撃を封じた攻撃

元スペイン代表同士、注目のカードとなった神戸戦ですがスコアレスドロー。
随所に凄さを見せた『イニエスタ』と消えていた『トーレス』、対照的な結果になりましたが
ポジションやタイプが違うので比較しようがない・・・と思いたい(苦笑)
次の対戦では『トーレス』を活かせるパサーを揃えて臨みたいものです。

さて、判定だったら負け試合なんでしょうが、粘り強いディフェンスで0失点。
ただ、守備に追われて、せっかくボールを奪ってもビルドアップの途中でパスミスやまた奪われる事が多々。
前節の内容が良くないと思っていたのですが、カウンターの精度に掛けますね。
特に両サイドのMF・SBがクロスすら上げられずに終わるシーンもあって、数少ないチャンスを自分達で潰していました。
(その代わりゴール前に人数を揃える約束事はしっかりと出来ていたように思います)
加えて、奪う位置が低すぎるのは、こちらのプレスを掻い潜って『イニエスタ』がゴール近くまで運ぶからでしょうね。
ロングカウンターにならざるを得ずに、相手の質の高い攻撃がこちらの攻守の切り替えを封じられていたように思います。
もうひとつ、『安在』を投入すれば得点の可能性が拡がったように思えてなりませんが、バランスを重視したのでしょうか?

それでも貴重な勝ち点1を積み、鳥栖・湘南・名古屋と勝ち点37で並びました。
鳥栖(VS横浜)が勝ち、湘南(VS浦和)と名古屋(VS広島)の両チームが引き分け以下の場合のみ残留が決まります。
(最終節が湘南と名古屋の直接対決のため、両チームが勝ち点1、
 あるいはどちらかが勝ち点3を積み上げても片方は鳥栖を追い越せないため)
逆に負けた場合、鳥栖の最終節が強豪鹿島との対戦である上に、
途中経過次第では湘南-名古屋が談合試合を仕掛ける可能性があります。
引き分けだと更に状況が複雑に変わりますが・・・。

なので、次の横浜戦はマスト・ウィンの試合。
ここ一番の底力を発揮して、何としても勝利を掴み取る事を願ってます。

・・・見に行けないんですけどね(泣)  
Posted by QED at 23:15Comments(0)サガン鳥栖

2018年11月10日

神が降りた試合

残留を争う長崎を相手に、あまりにも大きすぎる勝ち点3!!
負傷で使えない選手がいる中で決して良いサッカーとは言えなかったように思のですが、求められるのは内容よりも結果。
流血すら伴う激しい攻防はまさに死闘と呼ぶに値するものでした。

何よりもこの試合は『権田』の活躍に尽きると思います。
接触を恐れず流血しても怯まず、絶体絶命の2つのシュートを止めて見せた気迫のプレー。
放ったシュートは完璧でしたが、それすら上回る神の業はまさに守護神でした。
来季に向けて真っ先に慰留に努めなければいけない選手でしょうね。

ただ、『権田』に限った話ではありません。
『ドンゴン』も『原川』も身体を投げ打ってゴールに繋げ、『オマリ』も流血しながらも防ぎ続けました。
九州ダービーという闘いに収まらない、この一戦に掛ける気迫を示してくれました。
あ~、生で観れなかった事がホントに悔しいですね。
某・観に行った奴から『最高でした!』との言葉が返ってきただけに余計にね(苦笑)

さて、忙しくて更新できないうちに神戸戦当日となってしまいました(苦笑)
残留争いであると同時にスペイン代表対決で注目される一戦ですが、
注目を集める一戦でこそ強いのが『トーレス』。期待に応えて欲しいものですね。


  
Posted by QED at 00:40Comments(0)サガン鳥栖