2021年04月24日

【2021年 第12節 A F東京】10番が似合う漢

『樋口』の1得点1アシストの活躍で、FC東京を相手に2-1で勝利!! ですが、完璧に近い前半と守勢に回った後半で大きな差がありました。
2-0となり、相手が前線からプレスを掛けてくるようになれば守備陣は大きく蹴るしかなくなります。
そこを跳ね返されると前線に強力な個がいる仕掛けてF東京が優位になります。それでも粘り強く対応した鳥栖の守備陣を褒めるべきでしょう。



これで2連勝。着実に勝ち点を積み上げており、残留とは無縁かつ上位を追走しています。
そう言いつつも油断は大敵ですね。大幅にメンバーを入れ替えて臨んでいるルヴァン杯は3連敗。
選手層の薄さは気掛かりで、この好調ぶりも主力が欠けたら一気に崩れる可能性を秘めています。
ルヴァン杯は「勝てば儲けもの」ぐらいに完全に割り切ってもいいのでは?そろそろ『板橋』の実戦デビューも見たいもの。

さて、MOMの『樋口』ですが、背番号10を背負うだけの存在感が出てきました。
得点もアシストも相手のプレスが弱い隙を突いたもの。中盤としても攻守の運動量や展開で欠かす事の出来ない選手になっています。
先制点の『酒井』は完全に覚醒モード。駆け引きをしつつ、高さと強さを活かしたヘッドはまるで『豊田』のようでした。
そこに淋しさを覚えつつも・・・『林』『山下』とFW3枚で良い競争が生まれていますね。

気になるのが『中野嘉』。加入から毎試合出ていますが、プレーが軽いというか、粘って欲しい場面でロストするシーンが目立ちます。
ドリブラーなら『相楽』もいるし、コンデションが上がってくれば『チコ』も台頭してくるでしょう。
もうお試し期間は終わりで、そろそろ危機感を覚えるべき時期のような気がします。  
Posted by QED at 23:40Comments(0)サガン鳥栖

2021年04月19日

【2021年 第11節 A 名古屋】過小評価し過ぎた漢

第1節のオウンゴール以来、無失点試合が続いていた名古屋を打ち破れるか心配でしたが、2-1での勝利となりました。
解任された『マッシモ』元監督でしたが、やはり前線の強力な選手による個人技頼みのサッカーのように思いました。



さて、開幕前『酒井宣福』を獲った事を全く評価していませんでした。
それは『中野』『大畑』『内田』といる左SBを見れば余剰戦力だし、第1節のサイドハーフの動きを見ても、どうして使われるのか理解できない出来。
今後もこの評価が覆る事は無いでしょう・・・あくまでもサイドにおいては。

1ゴール、1アシストを記録しただけでなく、体格を活かしての攻撃の起点となっていました。ポストプレーは『山下』以上。
スタメンで『酒井』と『林』が組んだのは初めてだったと思いますが、抜群のコンビネーション。
二人とも守備もサボらないから、名古屋の攻撃のリズムを微妙に狂わせていましたね。

やはり効いたのが先制点。手数を掛けないシンプルなクロスからですが、レフレィの『酒井』でSBを経験したらしさが出ているシーンでした。
足の遅さは致命的で単独で打開できる選手ではありませんが、周りを活かすFWとして一気に評価が高まりそうです。

そして『豊田』が使われない理由も、これでハッキリしてしまった気がします。
攻撃面でピッチ上の選手の連動や足元の技術が求められる中では、残念ながら『豊田』は全く足りていませんから・・・。
同時に正当な競争の上で『ミョンヒ』監督は起用している事の証明のように思います。

先制点の起点となった『大畑』は守備でも『マテウス』の対応で魅せました。『中野伸』ばかり注目が集まりますが、足の速さは中々のもの。
もう一人、良かったのは『飯野』でしょうか。さすがに『マテウス』相手には手を焼きましたが、『相馬』とのスプリント対決は完勝でした。
逆に良くなかったのが、途中投入の『中野嘉』。終盤に簡単にボールを失って反撃を受けるきっかけとなっていました。
まだ目に見える結果を出していないあたり、そろそろ見方も厳しくなりそう・・・。

期待していた『チコ』&『ドゥンガ』のお披露目は無し。
合流して間が無いので、コンディションや特徴を掴んでないなら仕方なしですね。デビューはルヴァン杯でしょうか?
2敗していてもカップ戦だから・・・とは思っていますが、今後全勝すればプレーオフが望める訳で諦めるにはまだ早いと思います。
ましてや、次は福岡とのダービーマッチ。お互いに後が無い状況で迎える訳で、いろいろな意味で楽しみです。  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2021年04月16日

【2021年 第10節 H G大阪】繰り返す負けパターン

負けるときはいつもこういうパターン・・・『ミョンヒ』監督の言葉が象徴する0-1での敗戦。
どれだけ主導権を握り、シュート本数で上回ろうとも、相手の1発に沈む・・・今季の3敗はいずれもそんな展開でした。
G多さkは無得点が続いていたとは言え、やはりタレント力のあるチームでした。

主導権を奪われても、中をしっかり固めていれば怖くない・・・鳥栖のサッカーもだいぶ攻略されているような気がします。
サイドから攻略はいいのですが、遅攻というか余計な手数を掛けているので、ゴール前を固められてしまう事の繰り返し。
綺麗に崩さずとも早めにクロスを上げるか、もっとミドルを打つかすれば、事故は起こり得る気がするのですが・・・。

去年よりもサッカーは安定していて、確実に進化しています。ただ、根本的な得点力不足は解消していないのでしょう。
リーグ戦は多少の入れ替えはあるものの、ほぼ20人で固定されている状況と繰り替えす敗因を見て、上位を打ち破る程の爆発力を感じません。
あるとすれば、ようやく合流したアフリカン・コンビが爆発するか否か。
ビルドアップのデザインは監督は作り上げましたが、やはりゴール前で最後にモノを言うのは個の力であり、選手個々の創造力だと思います。

さて、無得点だったチームに敗れて、次は無失点が続いている名古屋が相手。いきなりの起用があるのかが注目です。  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2021年04月14日

【2021年 第9節 H 横浜C】それでもレジェンドの復活を願わずにはいられない

接戦ながら無得点の連敗が続く嫌な流れを断ち切りたかった、最下位の横浜FC戦は3-0で勝利!!
危うい場面もありながらも、きっちりとクリーンシートで抑えたあたりが、確固たる実力を感じさせます。
『エドゥ』『ソッコ』、そして『パギ』の安定感はさすが。一人でも欠けると戦力がガタ落ちするだけに、怪我には注意してもらいたいですね。
何より、もったいないカードも・・・。



それにしても横浜FCの不調ぶりは他所事ながら気になるところ。
他のチームは外国人選手が合流して上積みはありますが、横浜FCにはそれが無く、
カンフル剤として監督交代に踏み切りましたが、連戦の中では改善する間もなく、
特に安易に失点を重ねる守備陣に熱意を感じませんね。厳しいかもしれませんが、既に降格最有力と言えるでしょう。
こんな時こそ『キングカズ』に果たす役割を求められているのかもしれませんが・・・。

さて、この試合では『山下』が2ゴール。共に『エドゥ』『ソッコ』の両CBがアシストするという珍しいケースでした。
また、2点目の『本田』のゴラッソも見事。得点の演出はあったものの、ようやく報われたと思います。
最初誰だかわからなかった程、オールバックの髪型もインパクトがありました(苦笑)

『大畑』がフル出場。前半は粗が目立ってピンチを招いていたけど、終わってみれば無失点。
『中野』をターンオーバーで休ませる事が出来ました。『中野』ばかり注目されていますが、
この選手も代表候補キャンプに招集される逸材。切磋琢磨して伸びていって欲しいと思います。

最後に『豊田』の起用について。誕生日に300試合出場は確かにおめでたいのですが、
それより『酒井』が先に投入されるあたり、完全にFWの序列が下がってしまったようで寂しさを覚えました。
いや、監督の起用に文句はないのですよ。結果を出しているし、常に勝利を追い求める姿勢には好感をもっていますから。
そんな監督だけに今の『豊田』の立ち位置というか、(勝手な思い込みですが)メモリアルだからと起用されたように感じてしまい・・・。

外国人2名が合流するので、FWは更に熾烈な争いになりますが、
このまま終わって欲しくないと願う人が大勢いるのは、スタジアムの拍手が証明しています。
100ゴールまであと2つ。どうかレジェンドのもうひと踏ん張りを期待しています。  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2021年04月10日

ウルトラオブリなる集団はとっとと解散してしまえばいいのに・・・

例えば初めて会った人に『サガン鳥栖を応援しているんですよ~』と語ったとします。
J1に昇格して10年、成績の乱高下があり、現在では好調ぶりと併せて財務不安も語られていますが、
佐賀県の認知度を上げた功績は大きく、サッカーに詳しく無くとも話に乗ってきてくれる場合が多いです。
ユースの躍進に加えて、『中野』や『樋口』など佐賀県出身の選手が主力として活躍しており、
まさに佐賀県の象徴と言える存在と言っても過言ではありません。

では、私が福岡県に住んでいたとします。

例えば『ソフトバンクホークスを応援しているんですよ~』と語ったとします。
移転してきた当初の弱さは昔の話で、常勝軍団として君臨しています。
しかも、資金力にモノを言わせた補強ではなく、きっちり育成でも結果を出しています。
福岡のテレビ局の扱いも段違い。下降が続くプロ野球ですが、さすがに歴史ある興行だけに根強いファンを掴んでいます。
話題にすれば盛り上がる事は間違いないでしょう。

では『アビスパ福岡を応援しているんですよ~』の場合は・・・恥ずかしくてとても応援しているなんて語れません。
それは迷惑ばかりかけるゴール裏の集団と同じだなんて思われたくないから。

福岡戦の直後に、『ウルトラオブリ』なる恥知らずな馬鹿の集まり、なんて書きました。我ながら酷い言葉だとは思いますが、まぁ事実ですね。
2007年、鳥栖に負けた腹いせに、ピッチに傘やペットボトルを投げ入れるわ、子供に怪我を負わせるわ、
立ち入り禁止エリアに侵入して取り押さえられた様が放送されるわ。
過去の過ちを忘れて恥を知らないから恥知らず。まともなサポーターの迷惑になっている事を理解できないから恥知らず。

時は流れて、現在ではヘイトの表現禁止、新型コロナウイルスで声出し禁止の世の中。
なのに、鳥栖を揶揄する弾幕や声出しでの応援をやらかし、クラブ側が恥ずべき行為と声明を出す始末。
それらが禁止されているのは子供でも知っているのに、大の大人が当たり前のように破る。

そのペナルティが罰金や勝ち点剥奪などクラブに跳ね返ってくる事など想像できないものでしょうか?
このザマでよくぞサポーター集団なんて名乗れたものだと呆れます。
しかも、その集団のリーダーは止めようとしたけど、周りを抑えられなかった、運営と連携を取るべきだったと責任転嫁する始末。
迷惑しか掛けず、責任すらとれないなら、さっさと辞めて解散してしまえばいいのに。

5年ぶりに昇格した時に、全く歓迎する気になれませんでした。
日韓戦と同じように、勝っても負けても嫌な気分になると決まっていると思っていたら案の定・・・。
しかも、今年はカップ戦も含めてあと3回も対戦するという悲劇。また、同じ愚行を繰り返すのでしょうか?

どこかで見かけたのが、ウルトラオブリは撮り鉄と同じだという表現。
電車の写真を撮るために、障害となるモノは勝手に壊す&人には罵声を浴びせる、無断で禁止エリアに立ち入る。
電車が好きだからという免罪符で、大迷惑を掛けている自覚もなく同じことを繰り返す。
当然、一部の善良な撮り鉄もいますが、一部の馬鹿のせいで一緒くたに見られてしまう・・・なるほど、全く同じですね。  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2021年04月07日

【2021年 第8節 A 川崎】まざまざと感じた王者の強さ

川崎を相手に0-1で敗れて2連敗となりました。
『田代』が1発レッドで退場となった直後に失点し、王者を相手に一人少ない状況では打つ手なしですね。
それぐらい攻守において精度がワンランク上だったように思います。ただ、全く歯が立たないほどノーチャンスではありませんでした。

連係ミスから失点したものの、強力な川崎の攻撃を相手に一丸となって守備陣は踏ん張っていたと思います。
それだけに『田代』の退場劇がもったいない。ハイボールにも競り勝つのが彼の長所でもあるのですが、
突っ込みすぎて身体を入れ替えられて、慌てて手で止めてしまいました。
結果論ですが、スピードあるドリブラーでもないので『レアンドロ・ダミアン』には持たせてよかったかもですね。

問題は3試合無得点の攻撃陣ですね。サイドでボールを保持しながら攻め上がるスタイルは良いと思うんですが、
そこからの崩しが昨季から一向に改善していません。前節よりは前向きな感じはありましたが、それでも物足りない。
なんか、相手守備陣を綺麗に崩そうとしすぎているというか、スタイルに固執し過ぎているというか・・・。

崩すのではなく、圧倒的な個の力でぶち破る・・・必要なのはそんな選手。という訳で、アフリカンコンビには期待しています。
31日に来日して14日間の待期期間。ならば最速デビューは『マッシモ』監督率いる名古屋戦でしょうか?
連携も何もないだろうから期待しすぎるのも酷な話ですが、ますます堅守に磨きがかかっている相手に対してどれ程できるのか注目です。

それよりも先に対戦する、最下位で喘ぐ横浜FC、コロナで試合勘に乏しいであろうG大阪は絶対に落とせない相手。
上位相手とはいえ、連敗した嫌な空気を払拭して欲しいと思います。  
Posted by QED at 23:08Comments(0)サガン鳥栖

2021年04月03日

【2021年 第7節 A C大阪】敗因は精神面の脆さ

代表戦やルヴァン杯を挟んで、久々のリーグ戦でしたが、『奥埜』のゴラッソに沈んで0-1での敗戦。
開幕からの無失点試合という望んでもいない重荷(記録)を背負わされ、
初失点の焦りから攻撃面のミスやプレーも荒くなり、退場者を出して自滅した印象です。

試合終了後、『ミョンヒ』監督も完敗と認めていましたが、思ったよりサバサバした表情でした。
ですが、次の相手が『川崎』。うまく切り替えられるでしょうか?失点のシーン以外はそこまで崩されていないと思うんですよね。
やはり課題は攻撃面・・・にプラスして精神面と言えそうです。

個々の選手で語ると、新加入の『中野嘉』がいきなり起用されましたが、インパクトを残せず。
まぁ、1試合で見切る程の事は無いので、徐々にフィットしていければ・・・。

『ソッコ』の2枚目のイエローは厳しすぎるけど、以前から激しいプレーに注意を与えられていたハズで合わせ技かな?
イライラしているのが丸わかりで危険な兆候は出ていたけど、替えるもの難しいと思います。

『樋口』は良いミドルを打つんだけれどゴール隅を狙いすぎて外れるパターンが多い気がします。
一方、『仙頭』はGK真正面に飛びすぎ。両名とも少しアバウトに打つくらいで丁度いいかも。
あと、『仙頭』は足を上げる危険なプレーが多いので改めて欲しい・・・。
  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖