2023年04月25日

【#サガン鳥栖】(2023 第9節 A 京都) こだわりを捨てた勝利

前線から激しくプレスを掛けてくる京都の『キジェ』監督のサッカー。DFの裏にある広大なスペースを狙って放り込む、
ビルドアップを放棄したようなこれまでと違ったサッカーで対抗しましたが、相変わらずシュートまで辿り着けないまま失点。

それでも継続し、実を結んだのが1分後。前線へのフィードを落とし、拾ったボールを右に展開。
いつもなら、もうひとつ大外に展開するところですが、『原田』が早めにクロスを入れたところ『小野』がヘディングで合わせて同点。
手数を掛けずにシュートまで持ち込む、理想的な攻撃でした。監督の意図する崩しではなかったかもしれませんが(苦笑)



2点目はオウンゴール(『一美』はレッドを貰うわ、持ってない日でしたね・苦笑)、3点目はスローインから。
シュートは少ないですが、確実に得点に結びつけましたが、後半に相手が10人になっても崩しきれずにPKで2失点目。
数的優位を活かせないのは、もはや鳥栖の伝統ですね(苦笑)

所謂、縦ポンサッカーだったのは、京都相手だったからなのか、スムーズにいかないビルドアップを放棄したからなのか?
この勝利をどう評価すべきか迷うところですが、少なくとも余計な手数を掛けずにゴールに迫る事は決して悪い事では無いと思います。
カウンター型の名古屋相手にはボールを保持しながら勝利を収め、激しいプレッシングの京都相手には縦ポンで勝利しました。
サッカーには完璧な戦術など無くて、どの戦術にも必ず穴がある・・・割とジャンケンに似ているような気がします。
そして、これまでの『川井』監督はグーだけで勝ち進もうとしていたかのような・・・。

批判がありながらも、3勝2分4敗の勝ち点11で12位。ネット上では解任論も出ていましたが、むちゃくちゃ悪い訳でも無い成績。
まぁ、これまでが面白くないサッカーでしたが、こだわりを捨てたこの試合では結果が出ました。
次も『横浜FM』相手ですが、京都と似ている部分があると思います。これまでの対戦では似たスタイルの真っ向勝負で挑んでいましたが、
中々理想どおりのサッカーが描けない中で、果たしてどのような戦術を取るのか?注目です。

余談ではありますが、『河原』のイエローは厳しいレフェリングですね。確かに最初だけはユニを掴んでいましたが・・・。
それと『菊地』の左SBは守備面で不安。あっさり切り返しに釣られて失点に繋がりました。
22年加入の大卒組で最も出番を得ている一方、得点もアシストも無く、案外失点にも絡んでいる選手。運動量はありますが、う~ん・・・。
出番を得ていると言えば『西川』ですが、違いを出している訳でも無く、これもまた、う~ん・・・。  
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2023年04月23日

【#サガン鳥栖】(2023 ルヴァン杯第4節 A 札幌)やはり今年も予選突破はダメですかねぇ(遠い目)

2023年のカップ戦のレギュレーションはグループ2位になってもトーナメントに勝ち上がる確約は無く、他のグループ2位との競合になるとか。
勝ち点で2位の札幌、3位の鳥栖が並び、得失点差で劣る鳥栖が勝ち上がるためにはマスト・ウィンの試合でしたが、1-4での敗戦・・・。
佐賀新聞は黄色信号とか書いていましたが、限りなく赤に近いオレンジ信号ですね(泣)

スタメンは1.5軍といった布陣ですが、相変わらずシュートに持っていけない展開。
先制され、『小野』のゴールで追いつき、攻撃のスイッチが入ったようにシュートが増えるようになりましたが、
そのクオリティについて札幌との差がありすぎました。
リーグ戦でさえまともなサッカーを見せていないので、この結果は仕方ないと言えるでしょうが、
今後に繋がる光明も見い出せないのが何とも・・・。(札幌まではるばる応援に行った人もいるハズで、仕方ないで済ませるのも何ですが)

去年『ミシャ』監督はあれほど鳥栖の事を褒めていたのに、それを微塵も感じさせないサッカーとなりました。
鳥栖の代名詞はハードワークだったり、前線からの守備だったり、球際の強さだったり・・・。そんな泥臭さの上に伴う技術だからこそ、
輝くサッカーもあると思うのですが、鳥栖が大事にしていた部分を変えてしまった、あるいは捨ててしまったように思います。

欧州のプレースタイルを参考にするのもいいでしょう。練習時間を短くしても、髪を染めてもいいでしょう。
でも、ここは鳥栖であり、これまで紡いできた鳥栖らしさを捨ててまで取り入れる価値なぞ全くありません。
負けても「よく頑張った」「次は勝とう」と讃える事が出来るのが鳥栖のサッカー文化でしたが、今季はそんな試合は皆無。
監督の目指す方向性も、選手達の全力も、『伝わらない』・・・このひと言に集約されます。
  
Posted by QED at 10:00Comments(0)サガン鳥栖

2023年04月20日

【#サガン鳥栖】とっても優しい『川井』監督(皮肉交じり)

人伝の話で恐縮ですが、とある会合で『松本育夫』プレジデントアドバイザーが、
『川井』監督の45分間の練習時間に「短すぎるだろっ!!」とお冠だったとか(苦笑)
もちろん、それでも結果が出ていれば文句も無いでしょうが、今季はろくにシュートすら至らない面白くないサッカー。
鍛えぬく事でチームを強くしてきた御大からすれば、今の状況を選手を甘やかしすぎている感がある事でしょう。

甘やかすといえば、今季から禁止していた髪染めも解禁。
夢を与えるプロ選手が子供達へ与える悪影響に配慮して禁止にしたのも御大でしたが、真っ先に染め出したのがパリ五輪世代。
自主性を重んじると言えば聞こえはいいですが、解禁した途端にチームが低調になってはなんだかな~、という印象。

今季はユースからの昇格組や『横山』、『樺山』といった有望株を獲得して、鍛えれば鍛えただけ伸びる楽しみもありましたが、
練習の負荷が小さいのが影響したのか、蓋を開けてみれば怪我人続出で苦戦中。
はっきり言って『誰か選ばれるかも』の楽しみより、『誰も選ばれないかも』の不安が大きいです。

練習時間を増やせばいいというものではありませんが、練習しなきゃ強くはならないでしょう。
髪の色はサッカーの実力には関係ないでしょうが、染めたからといって上手くはならないでしょう。
それでも結果を出せば文句はありませんが、これだけ甘やかしていて結果が出なければ文句のひとつも言いたいところ。

昨季の『川井』監督は残留争いとは無縁のままのシーズンでしたが、結局は二桁の11位。
期待値以上でしたが、何かを成し遂げた訳でもありません。
資金力に乏しい鳥栖だからこそ、原石を見つけてきては鍛え上げるべき。
『ユン・ジョンファン』監督時には、早朝からの3部練や朝日山登りで徹底的に鍛えぬき、2014年には一時的に首位に立ちました。
(同時に、今でも『竹原』元社長じゃなかったら・・・と思っていますが・・・)
鍛えたからこそ結果に繋がった現実を知っているからこそ、客観的にみても『川井』監督は甘すぎるんじゃないのかと思います。
パワハラで揺れた鳥栖だけにパワハラと無縁そうな監督を選んだのは理解できますが・・・。

『川井』監督の就任が決まった2021年12月30日の記事
(『川井健太』新監督を招いた方向性は正しいと思うが、不安もあり・・・)には、私はこんな風に書いていました。

  更に言えば、人物的には愛媛FC時代に非常に選手に慕われたと聞き及んでいますが、
  鳥栖の場合は厳しい方が好結果に繋がっているように思います。

  人柄が良い、または選手に慕われた人物と聞くと、『森下仁志』氏、『カレーラス』氏、『岸野靖之』氏
  守備崩壊の『森下』氏、10試合1得点という悪成績の『カレーラス』氏、
  退任後に主力選手を引き抜き、横浜FC以後はJリーグの舞台から去った『岸野』氏。

  厳しかったというと『松本育夫』氏、『ユン・ジョンファン』氏、『金明輝』氏。
  ただ、指導が厳しかっただけで慕われた部分も多く、鳥栖のハードワークのアイデンティティは大事にしつつも結果に繋げていました。

  まぁ、人格的なものはこじつけ感が強いので、私的な戯言です(苦笑)


戯言のつもりで書いていましたが、今思うと案外的を得た指摘だったかもと思わなくもない(苦笑)
ただひとつ、(パワハラは論外として)選手を鍛え上げて育てるという事は何ら間違っているとは思わず、
鳥栖が鳥栖たるクラブのアイデンティティとしてずっと大事にすべき事柄だと思います。

それでも『川井』監督には、この状況であっても、今からでも変えていってくれると期待しているのですが・・・。  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2023年04月19日

【#サガン鳥栖】(2023 第8節 H 柏) 交代で入った選手達が悪いのか?それとも選ぶ監督が悪いのか?

『長沼』のゴラッソで先制したものの、『小野』『西川』『藤原』など交代で入った選手が軒並み存在感を出せず、柏相手に逃げ切れず1-1のドロー。
ただ、順位は下の相手に試合内容は散々なものでした。柏の『ネルシーニョ』監督も名将ではありますが、それも過去の話。
前線の戦力は充実しているだけに、監督交代で伸びてきそうですが、フロントが踏み切れるか?といった印象です。

一方の鳥栖は、『河田』が先発。可能性を感じさせるシュートが多くて、前線が活性化しました。
ただ、代わりの選手達には心底ガッカリ。『藤原』もなぁ・・・終了間際の決定機を決めていれば一躍ヒーローだったのに・・・。
タラレバを言っても仕方ないですが、『富樫』がいれば最前線の強度は落ちなかったでしょう。

試合の感想を書く時間が取れずにいるうちに、フットボールチャンネルに興味深い記事が出ていました。
サガン鳥栖は「ただ走るサッカー」になっていないか?
走行距離は1位、スプリント数は6位、但し、シュートまでに至るパス本数はもっとも多く、
ここ数試合のシュートの本数の少なさを見ても、J1で最も非効率的なサッカーをしているチームと言えるでしょう。

この試合も4バック気味にして守備は安定する一方で、ビルドアップに苦労しています。
昨季は当たり前だった『パギ』がCBの位置に入ってパス回しに参加するような場面も減りました。
ボールを奪っても相手に帰陣させる時間とマークに付かせる余裕を与えるような、無駄なパスが如何に多いのかの証左でしょう。
その無駄なパスを奪われてはシュートに持ち込まれています。

現在の順位を見ると、神戸や名古屋など縦ポンやカウンター型が上位に着け、川崎や札幌、そして鳥栖も苦戦気味。
カウンターとポゼッション、相反するサッカーですが、どちらが優れているのかは、勝った方、順位が上の方なのは当たり前。
カウンター型なのに『クルークス』など抜かれて苦戦すると思っていた福岡でさえ好調なのですから、
上位やトレンドが毎年のように変わるからこそJリーグは面白いと思いますが・・・。

『富樫』が入れば前線の強度が落ちず、『ソッコ』が入ればビルドアップがスムーズになり、
『岩崎』と『横山』が入れば両サイドを制圧できたかも・・・。
故障者の復帰が待たれると同時に、起用頻度に反比例して一向に活躍できない何人かの選手達への期待が失われつつあります。
そして、本当にそうした選手達を起用せざるを得ないのか?もう掘り起こしは出来ないのか?『川井』監督に聞いてみたいところですが・・・。  
Posted by QED at 13:00Comments(0)サガン鳥栖

2023年04月13日

【#サガン鳥栖】(2023 第7節 A 広島) これ以上続けても、先の無い、つまらないサッカー。

クラブ選手権の運営に携わっており、その合間×2で見ていたので詳細までは確認できませんでしたが、
とにかくシュートまで持っていけていない=面白くないサッカーを繰り返しているのだけは伝わってきました。

これまでの勝ち試合は3つ。まず相性の良い『ハセケン』監督のカウンター戦術の名古屋。最終的にはセットプレーから1-0。
2つ目は、これまた相性の良いFC東京を相手に、最終盤にGKのミスから。
3つ目は、カップ戦の磐田ですが、CKからの『テディ』のヘッドで先制、同点にされるも、なんとか勝ち越し。
ただ、一応はカテゴリーが下の相手に、シュート本数の少ない寂しい試合内容でした。

それらを経て、この試合な訳ですが、佐賀新聞の記事の見出しはある意味で素晴らしい表現でした。
『サガン沈黙 シュート3本』・・・ここ数年でシュート本数が見出しになった事がありましたっけ?
表立って批判できない記者が、今のサッカーのつまらなさを皮肉交じりに表現しているかのようです。

今季は強さを感じさせないまま勝ってしまった事、それを監督をはじめチームが過分に評価してしまっているように思います。
失点はビルドアップのミスからですが、それよりもシュートにさえ持って行けていない事が最大の問題。
毎試合の度に監督も選手も、もう少しの精度とか、個人の問題のように語っていますが、もっと根本的なものを変える必要がある気がしています。

怪我人続出で思い通りにスタメンが組めないのは気の毒ですが、ブレないのは強みであり欠点でもあります。
ただでさえ火力が足りない中で、『河田』や『樺山』などをベンチスタートさせような余裕があるのか疑問に思います。
『小野』と『河田』の2トップ、熊本のように『河原』のワンボランチ・・・試す手はいろいろあるような気がしますが・・・。

『川井』監督の解任論もチラホラ見かけますが、それでも覚悟を決めて、あるいはプライドを捨てて、
根本的に変化を加えた時にどんなサッカーを見せるのか、その先を見てみたい気持ちがあるから、私はまだまだ信じられます。
3バックを捨てて4バックにしてから、守備は安定するようになりました。理想を捨てても形作る事の出来る監督だと思います。

だからこそ、今のサッカーをつまらない、続けても先が無い事をハッキリと断言した上で、何かを変える事を期待したいと思います。  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2023年04月07日

【#サガン鳥栖】(2023 ルヴァン杯第3節 A 磐田)勝負に勝って、サッカーに負けた・・・そんな試合

J2にいる磐田とのカップ戦でしたが、CKからの『テディ』の一撃で先制したものの、シュートまで持ち込めずにスタッツの差は開くばかり。
それでも勝ってしまうのがサッカーの妙ではありますが、一応はカテゴリーが下の相手に苦戦して、今後に向けて不安が残る試合内容です。



収穫だったのが、『内山』、『平瀬』、『坂井』の新戦力組も戦力になりそうな事。
『内山』は仕方ない失点(ゴラッソのうえ、DF同士でマークの受け渡しが悪かった)したものの、終始プレーは安定していました。
『平瀬』と『坂井』は監督の評価は厳しめなものの、経験を積めば戦力になりそう。

先制点をアシストした『手塚』のキック精度も素晴らしかったと思います。リーグ戦で使っても良さげに思いますが・・・。

一方でイマイチだったのは、得点こそ決めたものの攻守において雑だった『テディ』。それと『藤原』かな?
これはトップに置く起用方法が悪い気がするので、いっそサイドで勝負した方がいいような気もします。
逆に体格を活かすため、『テディ』をトップに持ってくれば解決かな?(苦笑)

評価とは別に『河原』は使いすぎな気もしますが、熊本時代からフル回転でカードも少ないという有難い鉄人キャラ。
本人が問題ないなら、それでいいと思いますが・・・くれぐれも怪我だけには気をつけて欲しいところ。

勝ち越しのシーンは『堀米』のクロスが素晴らしかったですね。
調子の良さは感じていましたが、余裕を持って蹴れれば、やはり精度が高い選手。
ゴールこそ『樺山』でしたが、潰れ役だった『河田』は助演男優賞。

欲を言えば『大里』を見たかったところですが、怪我人が多くてチャンスは巡ってきそう。焦らずに備えて欲しいと思います。
あと出番無しで待機しているのが、怪我の完治待ちの『河波』。プレーは見てないけど、爆発的なスピードを持っているらしく、
左サイドにおける『飯野』的存在として、密かに期待しているのですが・・・。  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2023年04月03日

【#サガン鳥栖】訴えられた『竹原稔』前社長。資金流用だけでなくパワハラも断じて許されない。

不明瞭な資金の流れや自身が行ったパワハラの解決金を取締役会の承認を得ずに支払ったとして、
サガン鳥栖が『竹原稔』元社長に8,200万円の返還を求めて提訴しました。
財務健全化の見通しが立って透明化が図られてきたら、やはりというべきか醜聞が出てきました。
鳥栖を去ったからと終わりにすべきではないと考えていたので、徹底的に追及して欲しいと思います。
それにしても・・・生活のために稼がなければならないでしょうが、あれだけ多方面に迷惑を掛けておきながら
琉球のSDに就任してサッカー界に関わろうとするあたり厚顔無恥という他ありませんね(苦笑)

  なお、この件が報じられて、当ブログのアクセス件数が飛躍的に伸びました(苦笑)
  このブログは佐賀県の社会人サッカー部員の一部員の独り言に過ぎない事を申し添えておきます。
  アクセスは増えても、ここしばらく加入希望の連絡に繋がっていないのが寂しいなぁ・・・(遠い目)

さて、つい先日ですが、かつて鳥栖を率いた『森下仁志』氏がパワハラでG大阪ユース監督を退任させられました。
磐田の低迷を招いた監督だったのに、どういう経緯で鳥栖の監督に就任したか不可解でしたが、
連れてきたのが『竹原』元社長で、いわゆる類友だったか、と思えば納得がいくもの(苦笑)
鳥栖を去った後も就職先には困っていなかったようですが、そこでも然したる実績を上げられず、
昨年はG大阪ユースのプレミアWESTからの降格を招いてしまいました。
監督の才は無くとも教え子に慕われ育成の手腕がある(個人的にはそうは思えませんでしたが・・・)という評価でしたが、
ユースの降格とパワハラ問題を受けて氏の評価は一層厳しいものとなるでしょう。

鳥栖絡みでは『ミョンヒ』前監督、『森下』元監督、そして『竹原』元社長と続いています。
クラブとして恥ずかしい行為であっても、もっと厳しい見方をすべきだと考えるのは私の過去の経験から。

私自身の中学時代にパワハラを目の当たりにした経験があります。
行政主導で何故か体育の授業で剣道に力を入れる事になり、体育の指導に当たっていたのが剣道部の顧問でした。
その授業中、何が気に食わなかったか防具すら着けていなかった剣道部員の頭を竹刀で思い切り叩きました。
それは竹刀を逆さに持っていたせいで鍔が当たり、頭が割れて血が噴き出すほど。
しかし、謝る事無く「血を止めてこい」のひと言で済まし、殴られた側も騒ぎ立てる事無く、騒動にすらなりませんでした。

教え子は理不尽な行為を受けても逆らえるはずもなく、
知り合いの剣道部員の保護者からの評価は、ひたすらに良い指導者、良い先生でした。
今思えば止血にあたった保健の養護教諭も職員間で問題にすべき事案のはず。
しかし、行政の指定校となっており、事なかれ主義のまま結局ナアナアで済ませてしまった事件でした。
当時はパワハラという言葉すら無かった時代。今ならば大問題でしょうが、パワハラのある温床は一種の宗教に近い・・・そう思います。
誰も逆らえない、だから指導者も置かれている状況に気付かない。

しかし、時代は流れてそのような指導がいつまでも通じるはずもなく・・・10年程前でしょうか、
その顧問が剣道部内の暴力行為で訴えられたと実名入りで新聞に載った時はやっぱりか・・・と虚しい気分になりました。
今はもう知る由も無いですが、もう禊は済んだとして、また指導にあたっているのでしょうか?
そして今も声を上げられない教え子を犠牲にして自身の評価に繋げていると考えると、本当にゾッとします。

自身が親になってみて常々そう思います。教え子を「我が子」に置き換えてみると本当に・・・。  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2023年04月02日

【#サガン鳥栖】(2023 第6節 H F東京) 『河田』がストライカーだからこそ生まれたゴール!!

試合終了が頭を過ぎるアディショナルタイム。ホイッスルが鳴るまでの一瞬の隙も見逃さなかった『河田』が決めた劇的なブザービーター。
繋ごうとした『スヴォビィク』の選択は間違いであり、鳥栖にとっては幸運でしたが、ゴールまでに至る要素は必然の結果だったと思います。



『河田』はGKが蹴ろうとする前に、完全に読んでいたかのように走り出しています。そして、躊躇なくワントラップで蹴っています。
後ろを向いて帰陣していたら・・・『スヴォビィク』の動きを察知できなかったでしょう。
パスを選択していたら・・・DFに引っ掛けていたかもしれないし、出した先の『西川』が外していたかもしれません。
シュートに躊躇していたら・・・ミスした『スヴォビィク』も落ち着いて構える余裕が出来たかも。(シュート自体はゴール正面で止められなくはなかった)
ラッキーだけでは片づけられない、『河田』が貪欲に得点を求めるストライカーだからこそ生まれたゴールだと思います。

もうひとつ語るなら、やはりFC東京との相性の良さでしょうか(苦笑) これで対戦8連勝となりました。
特に『スヴォビィク』は仙台時代から大量失点したり、直接FKを決められたり、対鳥栖戦では呪われたかのような相性の悪さが続いていますね。

さて、試合全体を眺めてみると、90分間強度を保てたゲームだと思います。しかし、崩しきれないもどかしさは依然として課題で残ったまま。
移籍ウインドウが閉じたので既存の戦力でやり繰りしていかなければなりませんが、
程度は不明ですが見せ場を作っていた『岩崎』と『横山』が新たに負傷し、怪我人だらけの厳しい状況が続いています。
連敗が止まって少しは気が楽になりましたが、相性の悪いアウェイでの広島を相手に、未だ果たせない連勝となるでしょうか。  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2023年04月01日

【#サガン鳥栖】まだまだ解任を語るには早すぎる。

鳥栖を含めて補強を頑張ったハズのクラブ(G大阪、柏、横浜FC、C大阪など)の勝ち点が伸び悩んでいる一方で、
神戸や福岡など昨季低迷していたクラブが着実に勝ち点を積み重ねています。
降格枠が1つしか無いとはいえ移籍ウインドウの締め切りが迫り、低迷したままか浮上するかの岐路に立っている状態。

公式戦3連敗となり、ネット上では早くも『川井』監督の更迭論や『パンゾー』SDの責任問題を見掛けるようになりました。
確かに理想と現実を比べて理想を優先するあまり柔軟性を欠く『川井』監督や、
開幕前のFW不足を懸念した編成の歪さを招いた『小林』SDに思うところが無い訳ではありませんが、個人的にはまだ時期尚早だろうと。
起点となれるFW・・・この点だけを改善すればまだまだ戦えるし、豊富な2列目を活かせる魅力的なサッカーが見られるように思います。
しかし、そのようなFWが『富樫』と『小野』しか見当たらず、コンバートも行わないとなれば補強するしかありません。

という訳で大宮よりFW『河田篤秀』選手が加入。浮沈を握る選手としてクラブの命運を託されました。
無茶な体勢でもシュートまで持っていく意識が高くて、身長はそれほどでもないけど身体も強くてポストプレーが出来る勝ち気なFW。
毎年コンスタントに得点を決めており、期限ギリギリでも獲得できそうな実績ある選手の中では優良な部類だと思います。

あとは『川井』監督の手腕次第。この追い込まれた状況にきて起用しない判断はさすがに無いと思いますが(苦笑)
『坂本』や『楢原』、『堀米』、左サイドで活きる『岩崎』など少しずつ光明は見えています。
次の対戦はすこぶる相性が良いFC東京。浮上のきっかけを掴めるでしょうか?  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖