2021年07月25日

【謎の弾幕】サポーター団体『NORD』の代表には説明をお願いしたい。

先のC大阪戦でサポーター団体が掲げた弾幕に非常に違和感を覚えており、具体的に知りたくてエントリーしました。

『全ての膿を出し切り、新しい道を歩もう NORD』

今回の弾幕にある膿(うみ)とは一体何を指しているのか?
はっきり言えば、主語の無くて、誰に対して言っているのか、何を言いたいか伝わらない文章です。

膿とは決して好ましく思われる表現では無いように思いますが、パッと思いつくのが、『ミョンヒ』監督の行き過ぎた指導の件でしょうか?
私は以前のエントリーで、『擁護や肯定はできないが、酌量の余地はあること』、
『当事者同士が和解している事』、『クラブの対応が内部処罰や説明を含めて適切であった事』を鑑みて、済んだ話と考えていました。
世間自体も同様の評価なのか、報道された以上に炎上する事は無い気配です。
私はこのまま謹慎期間が解けて、『ミョンヒ』監督は復帰するものと考えていました。

膿という言葉は事件そのものを指すと信じたいですが・・・今回の弾幕はこの件を指しているのなら、
サポーター団体が消えかかっていた炎にわざわざ灯油を撒いているように思います。反省が足りないという事でしょうか?
こういうのは自浄作用の無いクラブに対して出すものだと思っていたのですがね。タイミングを損ねているというか・・・。
そして、もし、その言葉が監督そのものを指すならあまりにリスペクトを欠いた表現と言わざるを得ません。

もしかして、前社長を取り巻く一連の件か?とも思いました。それならシックリきますが、それでもタイミングを損ねているというか・・・
(余談ですが、このような弾幕を是非、前社長時代に見たかったのに、こんな時に謎の行動力を発揮するのか?)

団体の代表の方はサポーターの代表として佐賀新聞でもちょこちょこ名と言葉を拝見します。
膿とは何を指しているのか? 誰に対してのメッセージなのか? 何故、わざわざ弾幕を出したのか?
ネット上ではこの件でかなりの不信感が漂っているだけに、こんな拙ブログを見ていただいていたら是非説明をお願いしたいと思います  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2021年07月24日

【2021年 第22節 A C大阪】悔いの残るベンチワーク

アウェイでのリベンジを果たしたいC大阪戦でしたが、前半を3-1で折り返すも踏ん張り切れずに3-3のドロー・・・。
こちらのゴールと比べると、失点の仕方がクリアミス、味方との衝突からのファンブル、PK・・・と、何とかならんかったかなぁ、といった印象です。

悔いが残るのが、3-2となった時に『田代』を投入できなかった事。
相手が次々とカードを切ってくるのに対して、『片渕』代行は『酒井』に代えて『ドゥンガ』。
これでは守備的な意識が伝わらないように思うのですが・・・。

久しぶりに『チコ』ちゃんが投入されましたが、『ドゥンガ』と同じくゴール前でびっくりするくらい動かない・・・。
これでは相手DFにギャップやスペースが生まれませんが、それでもシュートは2本。周囲は託していると評価すべきか?
それでも最後のシュートを決めていれば、ヒーローでしたが・・・。

これまで良い方法にばかり働いていたVARが、『エドゥ』のゴール取り消しとなった事がケチのつきはじめだったかな(苦笑)
嘆きが多いですが、『酒井』『小屋松』『樋口』といった選手が好調を維持して攻撃を牽引しているのは良い事。

1点目は『酒井』が強さを活かしてシュート体制とコースを開けたゴール。アシストは『小屋松』。
2点目は『大畑』のスルーパスが綺麗に通りました。失点のミスは悔やまれますが、あそこまで駆け上がって攻撃参加できる事は素直に感嘆です。
3点目は『樋口』のスーパーミドル。中盤の選手ながら、点を取ってアシストも出来る選手です。


この試合でようやく五輪中断となります。8月が過密日程だけに、中断前はしっかり勝利で終えたかったのですがね。
その中に天皇杯で再度C大阪と対戦するだけに、体力的にキツいでしょうが、この悔しさを晴らして欲しいと思います。  
Posted by QED at 23:30Comments(0)サガン鳥栖

2021年07月23日

【2021年 第21節 H 名古屋】やはりACLは罰ゲームなのか?

名古屋を相手に3-1で逆転勝ちで、シーズンダブルを達成しました。
五輪期間中にも関わらずACLの関係でこの日程になりましたが、先の横浜FM、広島と比べると
(戦術なのかもしれませんが・・・)前から追ってくる様子は無く、やはり移動の負担というのは大きいんだろうな、思いました。
ACLが罰ゲームと言われる理由も分かります。加えて、コロナ対策もしなくちゃだし・・・。



オウンゴールで先制を許すも、ボールを前に運べており、名古屋の足が止まった後半に一気の逆転劇。
1点目はシュートを打たなきゃ点は入らないよね、というサッカーの真理みたいなゴール。
打った『中野嘉』を褒めるべきでしょうし、この試合はキレていました。これでもう少し好不調の波が小さい選手ならいいんだけど・・・。

2点目は『酒井』のゴラッソ。完全にFWとして覚醒した感があります。ポストプレーだけでなく、ダイレクトシュートが上手。
これまでは実績が足りていませんでしたが、まだまだ28歳。代表では『大迫』に代わるFWを求めているだけにあるいは・・・。
(『林』がU-24で2列目との相性の良さを発揮しつつ、虎視眈々とゴールを狙っていますが・・・)

3点目は綺麗すぎる程のパスワークでの崩し。これで樋口が3アシストを記録してMOM。
やや不調ぶりが窺えましたが、先の天皇杯での決勝ゴールに続いての活躍に完全に復調した感があります。

名古屋はやはり『マテウス』頼りのカウンター戦術。『相馬』がいればまた違ったかもしれませんが・・・。
守備力重視の『マッシモ』監督ではやはり『森下』はベンチスタート。代表キャンプに選ばれて評価が高かっただけに、
鳥栖にいれば・・・資金難で放出しなければ・・・移籍するにしても『マッシモ』監督でなければ・・・と悔いが残ります。
FW不足が嘆かれていましたが、ポーランド代表FWを獲得しましたが、果たして・・・。

鳥栖は途中補強は無いのかな?昨季は『パギ』が入りましたが、密かに期待しています。  
Posted by QED at 17:36Comments(0)サガン鳥栖

2021年07月11日

残念だった『ミョンヒ』監督の過剰指導事件、そして株を上げたフロントの姿勢

『ミョンヒ』監督が行き過ぎた指導によりクラブから処分を受けるという、非常に残念なニュースが飛び込んできました。
リーグ戦でも暫定6位と前評判を覆す好調ぶりとフロントを刷新して財政再建に取り組んでいる最中に水を差す出来事だと言わざるを得ません。

行き過ぎた指導とは“選手を手で押さえながら足払いをして転倒させた”との事。
プロサッカー選手の商売道具である足に対して行った暴力行為はとても擁護できないものでしょう。
その強度は不明ですが、スタッフ強化部へ報告に挙げざるを得ない程の過度な強度だったと推測されます。
加えて、ミョンヒ』監督が試合後のインタビューで露骨に機嫌を表す態度や昨季のコロナウィルス感染もあり、
他サポーターからは辞任を求めるまで顰蹙を買っている様子です。

ただ、擁護は出来ませんが、発端が選手のラフプレーを咎めた事に起因するため、酌量の余地はあるかと思います。
選手間での厳しい競争の結果が今の順位なのかもしれません。プロなのですから練習中であれ、互いにしのぎを削り合っていると思います。
ただ、それが行き過ぎてラフプレーに結びついたら・・・この強度も不明ですが、監督が激昂する程ですから余程の事だったのでしょう。
監督の行為も選手生命を脅かすものなら、当該選手のラフプレーも相手の選手生命を奪いかねないものだと思います。

また、現時点での報告を見る限りですが、常態化していないからハラスメント(嫌がらせ、いじめ)とは違うと思います。
おそらくJリーグからの調査も入るでしょうから、そのような事実が出てこない事を願うのみですが・・・。

比較されるであろう事が、湘南ベルマーレ時代の『チョウ・キジェ』監督のパワーハラスメント事件。
財政的に厳しいクラブながら確固たるサッカースタイルで一時代を築き上げました。戦力不足から降格も経験しながら、カップ戦のタイトルも獲得。
ただ、多くの選手から慕われる一方で、特定の選手を肉体的・精神的にも追い込んでいる事実がありました。
結局、パワハラを受けていた選手のリーグへの通報で発覚。
調査の結果、ハラスメントの実態を知りながら咎められなかったクラブ全体の隠蔽体質が浮き彫りになりました。
なまじ成績が良く、厳しい財政の中でも結果に繋がっていたため、監督の行動には誰も口出しできず、
クラブの自浄作用が働かなかった結果、に増々ハラスメントが加速した不幸な面もありますが・・・。

今回の件と比較すると・・・
1、今回の件は単発的なもので、(現時点では)日常的なハラスメントではない。
2、選手のラフプレーを(行き過ぎではあるが)咎めた事に起因している。
3、発覚は現場のスタッフがフロントへ報告した事であり、フロントもしっかりと映像で確認、調査とヒアリングを行い、隠蔽していない。
4、調査とリーグへの報告、内部処罰の検討のため2週間を要したが、遅すぎるという程ではない。
5、監督は公式戦3試合および当面の練習参加への見送りという処罰を受ける予定。また、当該選手と監督が和解している。
・・・などなど、違いがあるように思います。

コロナ禍のため、練習自体が非公開で行われているため、箝口令を敷けば闇に葬る事も可能な不祥事だと思います。
それを良しとしないのは真にクラブが変わろうとしているから。前体制で失ったのはお金よりも信用ですからね。
間違いなく『竹原』前社長だと間違いなく隠蔽を図っていただろうと思います。(根拠はその人間性)
隠さずにオープンにした事で、『福岡』社長や『新里』GMなどフロン陣トは逆に株を上げたように思います。
不祥事なのは確かですが、『ミョンヒ』監督は鳥栖に無くてはならない人物であり、しっかり猛省して欲しいところ。
反省すべきところは反省しつつ、復帰した暁にはこれまで以上の熱のある指導を期待しています。

擁護できないと言いつつ情状酌量の余地はあると思うのですが、
なるべく第三者の立場から語ろうとしても、サポーターなので擁護の言葉になっちゃいますね(苦笑)  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2021年07月08日

【天皇杯 ラウンド32 vs福岡(H)】『ヒホ』元コーチもきっと空の上から喜んでくれているハズ・・・

圧倒的に主導権を握りつつも、得点に繋がらない焦れる展開の中で迎えたアディショナルタイム。
『樋口』の放ったミドルシュートがGKの手を弾いてゴールイン!! 今季は苦汁を飲まされ続けた福岡を下して16強入りを決めました。

『樋口』の出来は決して良くはなかったように思いますが、貴重な決勝点。10番が良く似合う選手になりました。
二種登録の『福井』がアシストを記録。自慢のユース出身選手が活躍してくれました。
他に良かったのは『酒井』。トップの位置で納めたり、競ってくれると周りが活きやすいですね。『小屋松』がやりやすそう。
『島川』は『ソッコ』の抜けた穴を塞いでいます。あとは『飯野』。終盤までスプリントして相手のカウンターの芽を潰していました

一方で、イマイチだったのは『中野嘉』で、幾つチャンスを潰したか。
『大畑』は頑張っていたけど、もう少し深い位置まで運んでからクロスをあげてくれるシーンが欲しいと思いました。

福岡はリーグ戦で連敗続き。、『クルークス』『ジョン・マリ』が投入されて、いよいよ脅威かな、と思ったのですが案外な出来。
残留を目標に外国人頼りのカウンター狙いで勝ち点を積み上げましたが、高温多湿の日本の夏に苦戦しているのでしょうか?
『長谷部』監督は現実的なサッカーでJ2時代から接戦を制して勝ち点を積み上げてきましたが、外国人頼みの印象が強すぎますね。
どこかでクラブの方針を転換して有力な日本人選手の獲得に務めないと来季は苦戦しそうに思いますが、その印象が悪影響を及ぼさないかな?
今季も勝ち点の貯金が利いているので降格の心配は今のところ無さそうですが・・・。

勝ったはいいものの、8月の暑さの中でアウェイ3連戦となりました。
ターンオーバーできる程の戦力ではないという事は、カップ戦が証明してしまっています。
この勝利は嬉しいものの『ミョンヒ』監督の頭を悩ます事になりそうです。
移籍ウインドウが開く前に流出の話ばかりが出ていますが、途中補強はあるのでしょうか?
連戦を勝ち抜くために、そして更なる上を目指すために、資金的な余力があれば補強して欲しいものですが・・・。

そして、最後に・・・同日にかつて所属していた『キム・ヒホ』コーチの訃報が届きました。まだ40歳という若さ。
鳥栖の躍進を支えて確かな才覚を持った人でした。存命ならやがて監督としてどんな強豪クラブを育てたかと思うと、実に惜しい人物を亡くしました。
この勝利を空の上からきっと『ヒホ』コーチも喜んでくれていると思います。合掌・・・。  
Posted by QED at 18:00Comments(0)サガン鳥栖

2021年07月07日

誰が『豊田陽平』の決断を責める事が出来ようか。

どこかで覚悟していたハズでした。ですが、いざ現実となってみると、とてつもない喪失感があります・・・。
サガン鳥栖の顔と言うべき『豊田陽平』選手が栃木SCへ完全移籍する事になりました。

近年は得点どころかベンチ入りすら稀になっていましたが、鳥栖のサッカーが足元の技術が求められるスタイルに変化すると共に、
全盛期に比べれば身体能力の衰えが顕著に見られれば止む無しと思います。
加えて、『山下』が得点を積み上げ、『林』が五輪代表に選ばれ、『酒井』が望外にフィットし、若手がどんどん台頭してくるFWの序列の変化。
それでもJ1昇格から定着まで導いた最大の功労者だけに、何とかもう一旗と期待していたのですが・・・。

サッカーだけでなく、やはり厳しい財政状況を語らずにはいられません。
基本的にベテラン=年俸の高さで、功労者と言えども抱えておく余裕が今の鳥栖にはありません。
シーズン途中、完全移籍だからこそ発生するであろう移籍金は財政改善の一助になるでしょう。
最後まで鳥栖のために・・・『豊田』らしさを感じると共に、
『レンタル移籍ではなく、完全移籍する意味をクラブは受け止めてほしい』 佐賀新聞紙上でそう語った真意はここにあるように思えてなりません。

最後まで鳥栖で・・・そう願うサポーターも多かったでしょう。(私もその派)
けれども、移籍してまで現役を選択した彼の意思を尊重する事こそ、功労者への敬意と報恩に違いありません。
まだまだ現役でやれる事を、新しいステージでもきっと証明してくれると信じています。
そして、いつか来る引退の後、また鳥栖に何らかの形で戻ってきてくれる事を願わずにはいられません。

ありがとう、『豊田陽平』。鳥栖のレジェンドとして、いつまでも、どこまでも応援し続けます。



  
Posted by QED at 06:00Comments(0)サガン鳥栖

2021年07月04日

【2021年 第20節 A 広島】ドローでも満足せざるを得ない試合

1点差を追いかける展開にも関わらず、チャンスどころか相手のプレスにビルドアップもままならないままに迎えたアディショナルタイム。
劇的な同点ゴールを呼び込んだのは、自分達のサッカーではなく、縦ポン&スクランブルからでした。
チャンスメイクした『小屋松』はよくぞ自分で撃たずに折り返したし、『酒井』もしっかりと決めてくれたと思います。



苦手なアウェイの広島相手に1-1という結果は、圧倒的に劣勢だった内容からすれば満足せざるを得ません。
守備は『パギ』を中心によく踏ん張っていると思います。が、やはり得点力と選手層の薄さのせいでしょうか、昨季同様に勝ちきれない状況が続いています。

スタメンとベンチメンバーを見て、(ユースを起用していたりしますが)開幕当初からあまり代わり映えしないというのが第一印象。
まだシーズン途中の移籍期間ではないので当たり前ですが、使われていないメンバーはやはり監督の信頼を得るに至っていないのでしょうか、
チーム全体の底上げが進んでいないように感じます。かと言って、カップ戦を見る限り、監督の見る目は正しいと思えるのが何とも・・・。

これまでの得点パターンは圧倒的にカウンターが多くて、ボールを保持して攻めるスタイルが結果に結びついていないのが歯痒いところ。
ただ、対策されているのか、3バックを攻略しきれないのか、自分達も調子を落としているのか、札幌、横浜FM、広島と最近は主導権と奪われる試合が増えています。

次は天皇杯での福岡戦。因縁の相手に対して、今季は1分2敗という悔しい状況。
カップ戦こそターンオーバーしていたとして言い訳できますが、絶対に負けられない一発勝負のトーナメントだけに全力で臨んで欲しいところです。  
Posted by QED at 23:30Comments(0)サガン鳥栖