2024年10月22日

【#サガン鳥栖】 Sportivaの『小宮良之』氏の記事が非常にモヤる・・・という話

『川井健太』前監督時代に、やたらと提灯記事を書いていた
サッカージャーナリストの『小宮良之』氏ですが、久しぶりにスポルティーバにコラムを挙げています。
 【サガン鳥栖はなぜJ2に降格したのか 8月の監督交代を分岐点に失われた「論理性」】
冒頭に関係者との交流があって内情に詳しい・・・と述べているあたり、記事内で読み取れる内容に事実が含まれていると考えてもいいのでしょう。

文中をまとめると、
 ① 『川井』監督を解任しなければ、選手達は流出しなかった。
 ② 『川井』監督の下で選手達は成長し、求心力となっていた。
 ③ 残留のみを果たすなら、OBというだけではなく実績ある監督を選ぶべきだった。

①と②に関しては、私も8月22日の記事に書いているので、特に目新しい感じはしません。
 【 異常にも見える移籍劇は『川井』監督の解任が原因か? 問われているのはクラブの姿勢。】
当時は推測で書いていましたが、内情に詳しいと自負する『小宮』氏がコラムに書いているので、その推測を補完する意味はあるかな、と。

ここで私は「クラブに幻滅するのは勝手だが、それでもサポーターの気持ちに応えるのがプロの選手ではないか?」と主張しています。
主力かつ解任前後で移籍した選手に、クラブへの忠誠心なんて無いままに移籍した選手がいた事を『小宮』氏が示唆しており、
それら選手(全員では無いと信じたいですが・・・)に不満の矛先が向きそう。むしろ、そんな事を書いていいの?と聞きたいくらいですが・・・
ただ、現場の声でも(特に古参の選手が)匂わせており、先の京都戦終了後に『福田』はツギハギと表現しており、
『パギ』は「本当にクラブのためにささげる気持ちを出せる選手が、もっとピッチに出てこないと難しい」と語っており、まぁ事実なのかと・・・。

③については、完全に結果論。『川井』監督でも今後浮上する姿も思い描けない末期的状態でした。
『木谷』監督は当時首位だった仙台ユースで結果を出していたし、一縷の望みをかけて・・・というクラブの決断は理解できます。
『川井』監督が続投すべきだったという主張は、あくまで流出が無かった可能性の話であり、
決して続投だったら降格していないという保証には繋がらないと思います。
むしろ、今よりも戦力と時間があった中で、結果を出せなかった事を問うべきではないでしょうかね?

それに根本的な話として、鳥栖はお金がないクラブという事を失念しているように見えます。
監督を交代するにも『川井』監督の違約金、新監督の契約金が新たに発生します。実績ある監督と述べるなら猶更お金が必要。
中途半端な監督交代劇と断ずるのならば、クラブにお金が無い現実も付け加えるべきだったように思います。

と、ここまでは私でも考え得る話であり、特段の事はありませんが、反論したいのはこの部分ですね。

  これは仮説でしかないが、牧歌的で愛すべき存在だった鳥栖は、いつしか自分たちの戦い方を"呪い"に変えてしまったのかもしれない。
  〈一丸となって戦う。汗をかいて、涙を流す〉
  そんな懸命さだけでは、今のJ1は長いシーズンを戦えない。それでも、"あの頃はよかった"という懐古主義に心を奪われてしまう。
  そして川井監督の「論理」に物足りなさを、あるいは怒りを感じてしまったのではないか。


個人的にではありますが、常々、鳥栖のカラーはハードワークであるべき、だと思います。
今やハードワークをしないチームは少なくなっていますが、それでも、どのチームよりも走る、という強みは
相手の戦術に左右されない、攻略しえないものだと思います。

〈一丸となって戦う。汗をかいて、涙を流す〉
鳥栖の大事にしてきた部分を、“呪い”だとか“懐古主義”だなんて表現するなんてね。
鳥栖のカラーをネガティブな言葉に置き換えて否定しているように見えますが、
むしろ、それが無くなったからこそ弱くなってしまったと思うのは私だけでしょうか?
降格決定後の選手達の様子を表した“淡々と・・・”という記事がありましたが、それがカラーを失った現状を物語っているように思います。

それに“『川井』監督の「論理」に物足りなさを、あるいは怒りを感じてしまったのではないか”という言葉が、
既に末期的だった『川井』監督の論理とやらが理解できないクラブおよびサポーターが悪いかのように受け取れます。
まぁ、物足りなさと怒りを感じていたのは事実なんですけどね(苦笑)

サッカーにはいろいろな見方があって然るべきであり、どこに面白さを感じるかは人それぞれですが、
1年目はともかく、2年目以降は戦術『横山』、戦術『ヒアン』の個人技頼みのサッカーが魅力的、論理的に見えたサポーターはどれ程か?
『川井』監督の論理とやらに、誰もが限界を感じたからこその解任劇であり、少なくとも鳥栖というクラブでは先が無かったと思います。

『小宮』氏は『川井』監督擁護派として、また、内情を知るが故に選手目線でこのような書き方になったのであろうと思いますが、
ただ、一サポーター過ぎない私がそのサポーター目線として語るのであれば、
選手の、あるいはその成長のために鳥栖というクラブは存在している訳ではないという事だけは断言できます。

そして、一番モヤッとするのが、締めの言葉ですね。懸命に闘う気持ち=ハードワークだけでは勝てない、と言いたいのかもしれませんが、
「だけでは勝てない」じゃなくて「が無いから勝てない」の間違いじゃないの?それを失わせたのは、他ならぬ『川井』監督じゃないの?
私の読解力が足りていないだけなのかもしれませんが・・・。

  「戦う気持ちが見えない」
  そんな言葉を見聞きするたび、違和感を覚える。「戦う気持ち」の正体は何か。清々しかった戦いを呪いに変えてはならない。


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Posted by QED at 00:00│Comments(0)サガン鳥栖
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